腕時計の文字盤の中でもエナメル文字盤は、きわめて特別で貴重な部類に属することに疑いの余地はありません。それゆえ「美しきもの」を意味する"オレア"、これ以上にこの時計にふさわしい名称はありませんでした。

リュウズ先端の可憐なカボション、ブルースティールのブレゲ針、そして古式ゆかしき伝統を湛えるエナメル芸術が見事に凝集されたエレガントな文字盤…ただうっとりと眺めるだけで、その名に恥じることのないこのウォッチの特色の多くを、瞬時に観て取っていただけます。

とはいえ、私が自分の作品のなかで特に"オレア"を好む理由は外観だけではありません。このモデル内部のムーブメントは手巻、自動巻のいずれかですが、どちらも申し分のない精確さで時を刻みます。"オレア・レディー"には手巻のETA製キャリバー7001を使用していますが、伝統的な時計職人の技に込められた法則や技法をすべて踏襲して装飾が施されています。

 

 CH 1163